ハムスターの下痢

ハムスターの下痢は、お尻の周りが濡れて汚れることが多く、そのような状態になることを総称して
「ウェットテイル」と呼ぶこともあります。本来ウェットテイルとは、伝染性過形成回腸炎をさすのですが。
環境の変化などによるストレスや、免疫力の低下等により起こる腸内環境の変化。
不衛生な環境や不適切な食餌、頬袋内の食餌の腐敗や虫歯などによる感染性の下痢。
異物や化学物質による腸炎。肝炎や腫瘍など病気に伴う非感染性の下痢。
このように、原因は多種多様に亘りますが、いずれの場合も命に関わる症状のひとつです。
早期発見・早期治療が必要です。
以下に、良く見られる感染性下痢の原因を簡単な表にしましたので参考にしてください。

原  因

よく見られる原因 特  徴 下痢以外の症状 人に感染
ウイルス感染 特になし 特になし 特になし 特になし
細菌感染 カンピロバクター いわゆる悪玉の大腸菌と呼ばれるもの。
普通に腸内にいるが居てほしくない菌。居ないほうが良い菌。
検便で見つかると増殖中と判断する。(要治療)
不衛生な環境に多く見られる
元気が無い

食欲不振

体重減少

脱水症状

背中を丸めて蹲っている

異臭のする便(血便)

直腸脱

腸重積

出血性腸炎(貧血・血便)

腹膜炎

毛艶が悪くなる

する
サルモネラ する
クロストリジウム する
大腸菌 腸内常在菌。
O-157など病原性の大腸菌も多種存在する。
する
真菌(カビ)感染 カンジタ カンジタの単独感染は少なく、細菌や寄生虫と
混合感染が多い。
する
原虫感染 ジアルジア 少数寄生や単独ではあまり病原性はないといわれていたが。
最近では、感染の程度により症状がでることがわかってきている。
脂肪分を多く含む下痢となる。
する
トリコモナス 感染の程度により、無症状から軟便、下痢が見られる。
便の状態がよくなったり軟便になったりと繰り返すことが多い。
する
アメーバー 治療の必要が舞いほど不顕性感染が多い。(無症状)
他の病原体と一緒に悪さをすることがある。
する
線虫感染 堯虫 一般的には、無症状。便の表面に付着して見られることがある。
重度の感染で下痢を示す。
なし
条虫感染
小型条虫 幅1o、長さ25〜40mmの平たい節のある虫体。
感染量が多いと腸閉塞を引き起こすこともある。
する
縮小条虫 感染には、ノミ・蛾・ゴキブリ・ゴミムシダマシなどの中間宿主が必要。
中間宿主の駆除が、重要になる。
感染量が多いと腸閉塞の原因になる。
する